農事組合法人ななおれ梅組合について
<データ>
所在地:愛媛県伊予郡砥部町七折109番地
設 立: 2007 年 11 月
資本金:334 万円(出資金) 売上高:2,000 万円( 令和5年度)
代表理事:竹内勝
理 事:3 名(うち農作業従事者 3 名)
従業員数:常時雇用者 1 名、臨時雇用者 31 名
取扱品目:七折小梅、梅加工品
<概要>
法人設立前にあった七折梅出荷組合の頃は、JAを通じ青果市場への出荷が中心となっていた。価格の低迷を機に組合によるエコファーマーの取得などに取り組み、ブランド化に努め販路の開拓を進めてきた。また農家の高齢化に伴う耕作困難な農地を集積することを目的に、2007年に法人を設立した。
法人化後、酒造会社や食品会社といった地元企業でも七折小梅を活用した商品開発が進んだ。なお、今後も農地を集積していくことで収益性の高い生産基盤の安定化を図り、生産量を確保する方針である。
安定した価格販売を目指し、2009年には、加工施設を建設して(国補事業活用)、青果販売のみの体系から、自らが加工・販売を行うようになり、新たな法人運営にも期待が持てるようになってきた。加工品としては、梅、海塩、シソのみの梅干しや、梅シロップ、梅肉などを生産しているが、特に梅干しづくりに力を入れている。
また、2017年には全国梅干しコンクールで優秀賞を受賞し、美味しい梅干し作りを実践している。その他に、梅祭りのイベントを行ったり、地元小学校の生徒を招き収穫・梅干し作りの体験学習を行うなど、商品販売や食育活動にも取り組み、七折小梅をPRしている。
<エコファーマーについて>
七折梅出荷組合(現:農事組合法人ななおれ梅組合)全組合員が、2006年3月28日にエコファーマーとして知事に認定されました。
エコファーマーとは、持続性の高い農業生産方式(土づくり、化学肥料・農薬の低減を一体的に行う農業生産方式)に関する「導入計画」を知事が認定する制度で、認定を受けた農業者が「エコファーマー」と呼ばれます。
エコファーマーについて。
1999年7月に制定された「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律(持続農業法)」第4条に基づき、「持続性の高い農業生産方式の導入に関する計画」を都道府県知事に提出して、当該導入計画が適当である旨の認定を受けた農業者の愛称名で、2000年8月の「全国環境保全型農業推進会議(会長:熊沢喜久雄東京大学名誉教授)」に寄せられた応募の中から選ばれたものです。
農林水産省サイトから抜粋
( https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/h_eco )